【ネタバレなし】あの頃の夏を思い出すゲーム Summer Pockets REFLECTION BLUE 【感想・紹介】

summer_pockets ゲーム感想(ネタバレなし)

はじめに

当記事は「Summer Pockets REFLECTION BLUE」の感想・紹介記事になります。
ゲームの内容に関して極力ネタバレは避けますが、多少内容に触れている部分がありますので前情報なしでゲームをプレイしたい方はご注意ください。

総評

泣きゲーブランドで有名なkeyから発売されているSummer Pockets(略:サマポケ)ですが、今作も期待を裏切らず感動するシナリオを届けてくれました。歴代key作品の中でもかなりの完成度になると思います。

恋愛ゲームとされる本作ですが、key作品お得意の「家族愛」が描かれるのもポイントです。序盤からテンポの良いギャグシーンで飽きさせないのもGood。

シナリオの完成度もさることながら、僕がこの作品で最も素晴らしいと思ったのはとにかく「」を感じさせてくれる点です。おかげで夏になったら「サマポケやりたくなってきたな~」と思うようになってしまいました…。もしもタイミングが合うなら、夏の時期にプレイする事を是非お勧めします。没入感がMaxになります。

泣きゲーを探している方、切ない気持ちになりたい方に是非お勧めしたい作品です。

作品情報

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Summer Pockets REFLECTION BLUE」はkeyから発売された恋愛アドベンチャーゲームです。本作は2018年に発売された「Summer Pockets」に追加シナリオ・追加要素を加えたパワーアップ版のソフトです。既に無印の「Summer Pockets」をお持ちの方は有料DLCで「Summer Pockets REFLECTION BLUE」にアップデート可能です。

対応ハードはPC版、Android、iOS、Nintendo switchになります。

あらすじ

主人公である鷹原羽依里たかはら はいりは、亡くなった祖母の遺品整理のために夏休みを利用して1人で鳥白島にやってきた。1日数本しかない連絡船を下りたとき、1人の少女と出会う。

彼女は潮風に髪を遊ばせながら、遠くを…海とも空とも言えない境界線をただ眺めていた。気がつけば少女はどこかへ行ってしまい、羽依里は狐に摘まれた気分になりながら、祖母宅へ向かう。

そこではすでに親戚の叔母がいて、遺品整理を行っていた。羽依里は、祖母の思い出の品の片付けを手伝いながら、初めて触れる「島の生活」に戸惑いつつも、順応していく。都会暮らしでは知ることの無かった自然とのふれ合い。忘れていた懐かしい何かを、思い出させてくれるような、そんな生活だった。

海を見つめる少女と出会った。

不思議な蝶を探す少女と出会った。

思い出と海賊船を探す少女と出会った。

静かな灯台で暮らす少女と出会った。

島で新しい仲間が出来た――

この夏休みが終わらなければいいのにと、そう思った。

引用:公式サイト

要約すると…

  • 主人公:「鷹原羽依里たかはら はいり」は祖母の遺品整理のために夏休みに鳥白島にやってくる
  • 島で生活するうちに島の住人達と出会い、新しい仲間がたくさん増えた
  • そこで生活するうちに、ヒロインと仲良くなり…

このような内容です。

良かった点

とにかく感じる「夏」の雰囲気

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本作はゲームタイトルの通り「夏」が一つの大きなテーマになっております。そのためBGMやCG、ゲーム内のイベント、色々な要素が夏を感じさせるものになります。

皆さんは子供のころの夏休みにおばあちゃん or おじいちゃんの家で過ごした事はありますでしょうか。あの頃は昼間に駆け回って遊んだりプールに行ったりスイカを食べたり扇風機でのんびり涼んだり…。その後、夜になったら花火をしてお風呂で汗を流し遊び疲れて布団で寝落ち…。大人になってしまうとこういった夏を過ごす事自体が無くなってしまい、どんどん忘れてしまうと思います。

この作品はこういった「夏の思い出」を思い出すことができる作品です。このゲームのありとあらゆる要素があの時の夏の特有の雰囲気を演出してきます。

魅力的なキャラクター達

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ヒロインがみんな個性が出ててみんなかわいいです。本作は恋愛ゲームなので、攻略する過程で各ヒロインのバックグラウンドが明かされるのですが、それを通じてより魅力的に感じられるようになります。詳細は触れませんが、最初は「ちょっとキツイな~」と思っていたキャラも、個別ルート終盤ではきっと好きなキャラクターになっていると思います。

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ちなみに筆者の最推しは久島鴎です。個別ルートも一番好きです。

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ヒロインも魅力的ですが、男キャラクターも引けを取らないくらい良いキャラしてます。主人公が友人と一緒にバカをやるシーンもあるのですが、リトルバスターズの真人、CLANNADの春原を彷彿とさせます。

気になった点

キャラの攻略順によっては感動が半減してしまう

この作品は基本的に誰からどの順番で攻略しても大丈夫なのですが、とあるキャラクターだけは順番次第ではシナリオ理解度の問題で感動が薄れてしまう可能性があります。あるキャラクターのシナリオで、別キャラクターのバックグラウンドが強く依存してしまっているからです。

これについては、キャラクターの攻略順に制限をかけても良かったと思いました。

当記事ではなるべくネタバレを避けるため、ここに直接その攻略順を記載する事は避けます。もしも推奨攻略順を知りたい方は下記をクリックすると表示されますので、そちらからご確認お願いします。

クリックで表示
静久ルートは紬ルートをクリアした後にプレイしてください

おわりに

思い返してみると、まるで夏休みを追体験していた気分になるゲームでした。

ただ、クリアしたときの喪失感は凄かったです…。「あぁ…夏が終わってしまったんだな…」みたいな感じで…。ですが、それだけ雰囲気に魅了されたゲームとも言えます。ぜひプレイしてみてください…!

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