【ネタバレなし】サクッと楽しめる人狼ADV カテゴリーⅠ~死線上のサバイバー~【感想・紹介】

category ゲーム感想(ネタバレなし)

はじめに

当記事は「カテゴリーⅠ~死線上のサバイバー~」の感想・紹介記事になります。

ゲームの内容に関して極力ネタバレは避けますが、多少内容に触れている部分がありますので前情報なしでゲームをプレイしたい方はご注意ください。

総評

値段を考慮すると十分良作!ただ、色々惜しく名作までもう一歩…!

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カテゴリーⅠ~死線上のサバイバー~は人狼ゲームを題材にした作品です。本作品はなんと980円でプレイする事ができ、クリアまでのプレイ時間も短めで非常にお手軽にプレイできます。

内容としては、非常に楽しむことができました。人狼ゲームを題材にしているので、途中途中の選択肢も人狼ゲームに関する物になるのですが、ゲームの流れを推理して選択肢を選ぶのが楽しかったです。同系統作品の「レイジングループ」に近かったかなと思います。難易度的にもそこまで難しくはないので、ADVゲームが初心者の方でも気軽に楽しめるかなと思います。

ただ、あともう一歩作り込めば…という点が多かったと思います。例えば、個別キャラクターに対しての掘り下げが今一歩だったり、途中途中の状況を確認する事が出来ずプレイヤーが覚えておかないといけなかったりとシステム面・シナリオ面共にもう少し作り込んで欲しかったと思いました。特に、魅力的なキャラクターが揃っていてそれぞれのキャラが立っていたので、キャラクターの掘り下げは是非やって欲しかったと思います…。

総じて、お値段相応には楽しめる作品だったと思いますが、もう一歩作り込んで欲しかったと感じました。もしもリメイク版やアップデートが来るのなら是非やってみたいです!

サクッとアドベンチャーゲームを楽しみたい方にはおススメできる作品です。

作品情報

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「カテゴリーⅠ~死線上のサバイバー~」はオレンジから発売されたゲームです。ジャンルは「アドベンチャーゲーム」。

発売日は2022年5月26日で、対応ハードは2022年6月時点だとNintendo Switchのみになります。今後別媒体での発売も予定しているとの事です。筆者はNintendo Switch版を購入しました。

価格は980円で、プレイ時間は3時間でクリアまで到達できました。お手軽にサクッとプレイする事が出来ます。

あらすじ

命を懸けた議論が、今、始まる――

爆発事故に巻き込まれ、瀕死のままVR空間で目覚めた10人の男女。
手術を受けて生還するためには、
「インフェクテッド・ゲーム」で上位に入らなければならない。

レッテと名乗る医療秘書AIは、彼らに告げた。
「残念ながら当病院の医療リソースには限りがあり全員の手術を行う事はできません」
「手術の順番はインフェクテッド・ゲームで決定いたします」

引用: 公式サイト

カテゴリーⅠ~死線上のサバイバー~では、10人の男女が人狼ゲームを模した「インフェクテッド・ゲーム」に巻き込まれる物語になります。

主人公・長谷部ミライはある日、ショッピングモールに訪れていました。そこで突如爆破事故が発生し、主人公は巻き込まれてしまいます。目が覚めると、そこはVR空間で主人公を含め10人の男女がいました。

主人公たちはそこで医療秘書AI・レッテに「全員を治療する事はできません」と言い渡されます。主人公たちは治療を受けられる権利を得るため、インフェクテッド・ゲームに参加します…。

良かった点

ゲームの展開を推理して選択肢を選ぶのが楽しい!

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本作は人狼ゲームを模した「インフェクテッド・ゲーム」が題材になっているアドベンチャーゲームです。ゲーム中に出現する選択肢はインフェクテッド・ゲームの展開を見て推理して選ぶものになります。

この選択肢が難易度的にも丁度良く、非常に楽しむことができました。各キャラクターの発言の矛盾を考えたり人狼ゲームの定石から推理したりはもちろんですが、キャラクターの性格や立ち回りの癖から選択肢を選んだりする展開もあります。

総じて、あらゆる面から人狼ゲームをよく表現できた作品だったと思います。

気になった点

各キャラクターの深掘りが少なく、全体的に少しボリューム不足

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本作には総勢で10名以上のキャラクターが登場します。人狼ゲームを題材にしていることもあって、各キャラクターの性格が非常に重要になっており、ゲーム中にもキャラクターについて描写されることが多々あります

非常に勿体ないと思ったのが、各キャラクターについてもう少し掘り下げたエピソードがあると良かったと思いました。この作品はメインエピソードしかなく、後日談や個別ルートと言った物は存在しません。価格を考慮すると仕方がないとは思いますが、せっかく魅力的なキャラクターが揃っていただけに非常に惜しい点だったと感じました。

逆に、もしも追加エピソードとかが出てきたら絶対やります。お願いしますオレンジさん。

ゲームの経過がシステム側で見れると良かった

本作のメインは「インフェクテッド・ゲーム」ですが、前述の通りゲームの展開から推理をするのが基本的な流れになります。少し不便だなと思ったのが、ゲームの経過や初期設定等がシステム側から追いかけることができず、プレイヤーが覚えるしかないという点です。

例えばですが、初期の人狼が何人だとか、現時点で誰が何をカミングアウトしているかとか、誰が現時点で生存しているか、といった基本的な情報をプレイヤーが覚えるしかなく、ゲームが複雑になってくるとちょっと辛かったです。

本作品の話自体はそこまで長くないので、人によってはそこまで気にならないとは思いますが、システム側から情報が追えるようになるともっと良くなると思いました!

おわりに

以上が、カテゴリーⅠ~死線上のサバイバー~の紹介記事になります。

短いながらも話に引き込まれましたので、もしも続きがあるのであれば絶対にプレイしたいと思います。特に各キャラクターの掘り下げエピソードは絶対に見てみたい…!

オレンジさん、何とぞよろしくお願いします。m(_ _)m

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